グルンドマート工法概要&施工例

グルンドマート工法概要&施工例

グルンドマート工法の概要

グルンドマートは水道、ガス、電気、通信用のモグラです。
本工法では、グルンドマートの推進力により、無排土で(土を圧密して)土中に穴をあけます。
グルンドマートが通過した穴の壁は鏡面状になり、穴の周囲の土は締め固められます。
そして通常、粘性土の場合、その圧密の影響は最大でグルンドマートの直径の10倍程度まで及びます。
したがって、道路横断などの場合、使用する機械の直径の10倍の土被りが必要になります。
グルンドマート工法はおもに、水道の給水管やガスの供給管など、道路や水路の横断、老朽管の入れ替えなどに使われます。
また、大規模な足場や仮設がいらないので、傾斜地崩壊防止工事や地盤改良(締め固め)工事、さらにはタイロッド工事などにもたまに使われます。
20年ほど前には、東海道新幹線(東京~大阪間)で、2万本以上もの基礎の水抜き工事に使われました。
なかでもこの工法がもっとも活躍するのは、水道の給水管、ガスの供給管などの家庭への引き込みで、1990年(今から20年以上前)に、すでに2万軒以上の施工実績がありました。
宅地内には塀や階段、のり面保護ブロックや植栽などがあって開削しずらいこと、グルンドマート工法が簡便でもっとも安いこと、さらには宅地内の土質がグルンドマート工法むきであることなどが、その理由です。
グルンドマートはドイツからの輸入品で、我が国では現在約800台が全国で稼動しています。
ドイツのメーカーは、今でも年平均4,500台のグルンドマートを世界中に納入し、ガス、水道、通信等の「非開削ハウスコネクション分野」に貢献しています。

参考施工ビデオ

作業

方向を定め、機械を固定し、エアバルブを開ければ、グルンドマートは自然に土中に食い込んでいきます。
推進中、エアホースを左に回せばバックもします。
グルンドマートとコンプレッサーがあれば、誰でも、短時間で給水管や供給管の貫孔、接続といった作業ができます。
推進は、長い経験が必要、というのが世間の常識ですが、「誰でもできる、マイクロトネリング」、本工法のキャッチフレーズは本物です。
グルンドマートは30年以上も前から、初めて非開削工事をおこなう人々の手にも触れ、非開削技術のすばらしさを各地で、何度もアピールしてくれました。
グルンドマートは、全国で800台以上の納入実績があります。
鉛管の入替工事などにも数多く採用されています。
開発当初にくらべ、パワーも1.5倍になり、操作性、堅牢性も向上しました。

※販売価格はお問い合わせください。

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